燕山大学里仁学院学年论文 要 旨
日常生活に曖昧な言葉がよく使われている、とても重要な役割を演じた。曖昧性というのは日本言語文化の特徴である。日本語の曖昧性は日本人の伝統的な生活態度を反映し、また日本人の文化とその生活倫理も反映した。暧昧性の表現はいろいろな方面にある。この論文は日本語の暧昧性の表現と原因について分析したいと思う。
キーワード:日本語 曖昧性 表現 原因
燕山大学里仁学院学年论文 1.はじめに
言語と文化は繋がり、言語は文化の象徴である。日常生活に曖昧な言葉がよく使われている。曖昧性というのは日本言語文化の特徴であり、そして、重要な役割を果たしている。日本語の曖昧性は日本人の伝統的な生活態度を反映し、また日本人の文化とその生活倫理も反映した。
曖昧な日本語を使い、人と人の関係が円滑になり、日本人にとっては、大好きな言い方だが、外国人にとって、とても理解しにくい。なぜ日本人はこういう曖昧な言葉使うのか、曖昧な言葉の歴史を追いながら、日本文化の歴史も研究されていく。
この論文は日本語の曖昧性の研究を通して、その日本国民の思想や行動方式に対する影響を分析し、中国国民の日本文化に対する認識を深め、中日友好を深めたいと思う。
2. 日本語の曖昧性の表現
2.1省略
2.1.1人称代名詞の省略
日本語と中国語の違いの一つは人称代名詞である。日本語では基本的に人称代名詞を省略しても、きちんと意味を伝えられるから、なるべく使わない。日本語には人称代名詞がかなり豊富であるが、使用率が低いのは、日本語の曖昧性の魅力を表している。わざわざ「私」や「あなた」や「彼」などの人称代名詞を使ったら、余計に変になる。 例えば:
①この文の意味をせつめいしていただきたい。 ②本当にばかなことをしてくれたね。 2.1.2副詞の使い過ぎ、文意の省略
「どぅも」「あんまり」「なかなか」「ぜんぜん」などは副詞であるが、会話の中に単独使用でも可能である。普段、副詞は動詞の前に置き、動詞を限定、修飾し、文を完成する。しかし、話す人が動詞を使い、意味を伝えるはずなのに動詞を省略し、副詞だけで表す。動詞のない文は曖昧性が出てくる原因である。「どぅも」の例を見てみよぅ。 ①どぅもありがとぅ。 ②どぅもおかしい
以上の表現はすべて動詞を省略した。
また、「あんまり」「なかなか」「ぜんぜん」などの副詞のあとは否定な言い方がつ
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燕山大学里仁学院学年论文 いてる。日本人の文化心理では断るのが慎重なことである。から、日本人がなるべく直接断らない。日常会話に以下の例のように言う時が多い。 ①あんまりですね。 ②なかなかですよ。 ③ぜんぜんですね。
以上の省略方法は外国人にとって、非常に難しい文化障害である。 2.2判定表現回避
日常会話ではよくこんな話が聞こえる。 ①もしもし、田中ですが。 ②これはほんのきもちですけど
日本人が断言のような言い方が嫌いで、どうしても肯定しなければならない場合は文の最後に「けど」「が」など助詞を加え、文の意味に余地を残す。話し方を緩和し、婉曲に目的を表す。
日本人が話す時、よく硬い言葉の前に推測の言葉を入れる。あまりにも肯定しすぎると相手に傲慢な感じをさせると思われるからである。逆に、婉曲の言い方は自分が自分の主張を諦めるわけでわない、ただ、自分の思いを他人に押し付けないだけである。 日本語には「ようだ」「かもしれない」「まい」「らしい」「そうだ」「みたい」「だろう」のようなはっきりしない助詞がたくさんある。例えば: ①もぅ八時になったから、先生もまもなく来るだろう。 ②何か言いたそぅだが、ついに何も言い出さなかった。 2.3否定の婉曲表現
日本人は婉曲に話したいという心理があるから、よく否定の文を使い肯定の意味を表すのである。こうしたら、穏やかな話し方になれるであろう。特に、否定の疑問文を疑問の意味を表す文がもっと婉曲に見える。 例えば:コ-ヒ―でも飲みませんか。
日本語では直接、「コ-ヒ―でも飲みますか」と聞かないで、曖昧な否定の文を使い、婉曲に聞く。また、二重の否定文を肯定の意味を表す。 二重否定は意味を曖昧にしたから、強硬な態度しない。 2.4問題点を避け、短い話を長く言う
日本人は問題の本質についていつもまず理由を言うか、相手の意見を認めるか、なか
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燕山大学里仁学院学年论文 なか自分の主張を明らかにしない。例を挙げて見よう。 お客:灰皿がありますか。
欧米人の場合はすぐあるかないと答える。日本人だったらどういうふうに答えるであろう。
① すみません、すぐお持ちします。
② あの、私はタバコ吸ゎないもんですから、ついしまいっばなしで...... あるのかないのか、簡単に答えばいいのに、日本人はわざわざ短い話を長く話し、複雑にした。だが、こういう答えはYES、NOのような不自然な言葉遣いを避けられ、日本語の曖昧性の代表的である。
3. 日本語の曖昧性の原因
3.1地理の原因
周知のように、日本列島は北海道、本州、四国、九州といった四つの大きな島と6800以上の小さな島からなっていて、日本人の先祖はこのような海に囲まれた島で生活していたのである。内陸文化の言語特徴とは大分違う。明らかな差別がある。単一な民族単一な言語、こんな独特の言語環境で日本人は言葉を通じて、思想交流方面に特に恵まれている長所があるから、曖昧な婉曲な言い方だけで心の中で理解できる。なじみ間の会話は言葉の前後がつながっていなくても、ポイントだけあれば十分である。例えば、日本の俳句の表現形は内陸言語論理理解しようとしたら、非常に難しいことである。だが、日本語の言語論理で理解したら、かなりやさしくなり、面白みがたまらない。そのため、俳句のような文学は輝かしい成果を出している。その特別な言語論理の影響で任意の俳句でも展開でき、連想空間は内陸言語より何倍以上曖昧である。日本社会は一つの家族のように、その中のメンバーの言語論理はこの家庭の中にも適用する。大量な省略、無制限な曖昧、婉曲の表現、日本語のもっとも明らかな特徴になった。日本島国の閉鎖性で日本が単一な民族の国になった。単一な民族の国民が世界観と人生観は単純であり、共通性が多い、お互いに交流しやすい。曖昧な日本語は島国により起こる。 3.2思想の原因
中国の思想は日本語に大きな影響を与えた。中国の儒家思想は4世紀から日本に流れた。中国の封建制度、文化に憧れた聖徳太子は憲法17条を制定し、その中の一つは“和を以て貴しと為し”。和は日本人の精神精髄になった。日本人は他人と交流する時、求和の心を持ち、衝突を避け、耐えがたいことがないように努力している。
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燕山大学里仁学院学年论文 相手の悪いことを言おうとしても、話を回りくどい、相手に考える空間をあげる。道教の無。一体道教はいつから日本にいたのが様々な意見がある。日本に古代の著作や出土文物から見ると道教思想は日本の政治形態、思想信仰、文学芸術などに深遠な影響を与えた。日本語の曖昧性はこの思想が日常生活でうまくもちいる成功例である。適切に省略し、さらに、曖昧は自分の主張をうまく表し、人間関係は円滑になれる。 3.3歴史の原因
弥生時代、農作業文化は「渡来人」が日本に持ってきた。そして、だんだんと日本に流れていく。島国では地震、台風、火災など自然災害が多い。こんな自然環境に農業の作柄を保証したいなら、団結するしかない。農業耕作に応じて、日本に家、村、制度。家の中に隔壁がなく個室もなく、基本的な社会活動単位である。「村」 は「家」 の集合体であり、家をまとめて農作業する集団である。村内の活動は絶対一致しなければならない。命令に従わない人は村八分により処分をもらう。つまり、全村の人はその人と付き合わない。仲間を失ったら、あの時一人では生きられない。これは日本人集団主義性が強い原因である。
4.おわりに
日本人が話すときに相手の心理を非常に重視し、換言すれば充分に相手の気持ちを考慮していて、できるだけ相手を傷かないように、再三措辞を練てから、言い表し出す。曖昧さや婉曲を好むという日本人の性向が日本人の根本に根ざしているものだとよく理解しなければいけないと思う。
日本語專攻の学生はこの言葉のあいまいさを把握するべきがある。それはすでに日本語その言語の性格を反映し、日本社会文化の一種の体現であろう。それを分析する時、私たちは日本語をいっそうよく認識性ばかりでなく、同時にまだ日本文化のいろいろな特徴を発見すべきである。しかし、私は知識が浅いので、本文はまだ表の現象しか分析できない。これからもっとこの問題を研究していきたいと思う。
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燕山大学里仁学院学年论文 参考文献
[1]李兆中 《暧昧的日本人》 广东人民出版社 1998年8月 [2]鲁思·本尼迪克特 《菊与刀》 商务印书馆 1990年6月 [3]杨诎人 《现代日语语法》 世界图书出版公司 2008年4月
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